GS300hの「パワーイージーアクセスシステム」と「ポジションメモリー」は、毎回のドライビングポジション調整を自動化してくれる機能です。さらに電子キーごとにポジションを記憶できる「メモリーコール機能」もあり、複数のドライバーが使う場合に特に重宝します。取扱説明書(P.140〜143)をもとに解説します。
パワーイージーアクセスシステムとは?
パワーイージーアクセスシステムは、乗降時にシートとハンドルが自動で動いて、乗り降りしやすい位置に調整してくれる機能です(取扱説明書P.140)。
運転席での動作
次の3つの操作をすべて行ったとき、シートとハンドルが乗り降りしやすい位置に自動で後退・退避します。
- シフトレバーをPに入れる
- パワースイッチをOFFにする
- シートベルトをはずす
再び乗り込んで以下のいずれかの操作をすると、シートとハンドルがもとの位置に戻ります。
- パワースイッチをアクセサリーモードまたはONモードにする
- シートベルトを着用する
助手席での動作
腰部位置(ランバーサポート)やオットマンなどが調整されていた場合、停車中に助手席ドアを開けると調整前の状態に戻ります(取扱説明書P.140)。
なお、シートの位置が最後方付近にある場合など、システムが作動しない場合があります。
ポジションメモリー
ポジションメモリーは、好みのドライビングポジションを3パターンまで登録して、ワンタッチで呼び出せる機能です(取扱説明書P.141)。
記憶できる内容:
- シートの位置
- ハンドル(チルト・テレスコピック)の位置
- ドアミラーの角度
- HUD(ヘッドアップディスプレイ)表示の位置(HUD装備車)
登録方法
- シフトレバーがPの位置にあることを確認する
- パワースイッチをONモードにする
- シート・ハンドル・ドアミラー・HUDを好みの位置に調整する
- SETボタンを押しながら(またはSETボタンを押した後3秒以内に)、登録したい番号ボタン(1〜3)をブザーが鳴るまで押す
すでに同じボタンに登録されている場合は上書きされます。
呼び出し方法
- シフトレバーがPの位置にあることを確認する
- パワースイッチをONモードにする
- 呼び出したいポジションのボタン(1〜3)をブザーが鳴るまで押す
なお、パワースイッチOFF後も運転席ドアを開けて180秒以内(または運転席ドアを閉めて60秒以内)にボタンを押すと、シート位置が調整されます(取扱説明書P.142)。
メモリーコール機能(運転席のみ)
メモリーコール機能は、電子キーごとにお好みのドライビングポジションを自動で呼び出せる機能です(取扱説明書P.143)。夫婦など複数のドライバーが別々の電子キーを持っている場合に、乗り込むだけで自動調整されます。
登録方法
あらかじめ好みのポジションを1〜3のいずれかのボタンに登録しておいた上で:
- 登録させたいキーのみを携帯し、他のキーを車外に出す(車内に2つ以上あると正確に登録できない)
- シフトがP、パワーONモードの状態で、登録したいポジションを呼び出す
- そのポジションのボタンを押しながら、ドアロックスイッチの施錠側または解錠側を「ピー」とブザーが鳴るまで押す
呼び出し方法
- 登録した電子キーを携帯して、スマートエントリーまたはワイヤレスリモコンで運転席ドアを解錠して開ける
- シートとドアミラーが登録位置に向かって動き始める(シートは乗りやすいよう少し後方の位置に移動)
- パワースイッチをアクセサリーモードまたはONモードにするか、シートベルトを着用すると、シート・ハンドル・HUDが完全に登録位置に戻る
まとめ
- ✅ パワーイージーアクセス:降車時に自動でシート・ハンドルが退避、乗り込むと自動で元の位置に戻る
- ✅ ポジションメモリー:シート・ハンドル・ドアミラー・HUDを3パターン登録してワンタッチ呼び出し
- ✅ 登録はSETボタン→1〜3ボタンをブザーまで押す
- ✅ メモリーコール:電子キーごとにポジションを記憶し、解錠・乗り込みだけで自動調整
一度設定してしまえば毎回の調整が不要になり、乗り込んだらすぐ発進できます。特に複数の人が同じ車を使うご家庭では、メモリーコール機能の活用が特におすすめです。