高速道路での車線変更時に、死角にいる車を見落として冷や汗をかいたことはありませんか?GS300hのBSM(ブラインドスポットモニター)は、まさにそのような状況をサポートしてくれる機能です(グレード・オプションにより装備)。取扱説明書(P.258〜261)をもとに詳しく解説します。
BSMとは?
BSM(ブラインドスポットモニター)は、リヤバンパー内のレーダーセンサーにより、隣の車線のドアミラーに映らない領域(死角領域)を併走する車両を検知し、ドアミラーのインジケーターで知らせるシステムです(取扱説明書P.258)。
BSMが検知する範囲
検知対象となる死角領域は以下のとおりです(取扱説明書P.259)。
- 車両側面から外側に約3.5m(ただし、車両側面から約0.5m以内は検知しない)
- 車両後端から後方に約3m
- 車両後端から前方に約1m
作動条件
BSM機能がONの状態で、車速が約16km/h以上のときに作動します(取扱説明書P.259)。
警告の出し方
死角領域に車両を検知すると、検知した側のドアミラーインジケーターが点灯します(取扱説明書P.258)。
さらに、方向指示レバーを操作した際に死角領域に車両がいた場合は、ドアミラーインジケーターが点滅します。点灯より点滅のほうが強い警告サインです。車線変更の前に必ず確認してください。
BSMが検知しないもの
ブラインドスポットモニターは、次のものは基本的に検知対象としません(取扱説明書P.260)。
- 小型の二輪車・自転車・歩行者など(状況によっては検知することがある)
- 対向車
- ガードレール・壁・標識・駐車車両などの静止物(状況によっては検知することがある)
- 同じ車線を走行する後続車
- 2つ隣の車線を走行する他車(状況によっては検知することがある)
有効に作動しない可能性がある状況
取扱説明書(P.260)には、以下の状況では正しく検知できない場合があると記載されています。
- 大雨・霧・雪などの悪天候時
- 氷雪や泥がリヤバンパーに付着しているとき
- 水たまりなど濡れた路面を走行するとき
- 検知範囲に入る他車と自車の速度差が大きすぎるとき
- 停止状態から発進した際に、検知範囲に他車が存在し続けたとき
- 急勾配の上り・下りが連続した坂道を走行しているとき
- 車線の幅が広く、隣の車線の他車が自車から離れすぎているとき
また、以下のような状況では不要な検知が増えることがあります(取扱説明書P.260)。
- ガードレールや壁が検知範囲に入ったとき
- 後続車との車間距離が短いとき
- 車両後部に自転車キャリアなどのアクセサリーを装着しているとき
BSMのON/OFF設定方法
BSM機能のON/OFFは、マルチインフォメーションディスプレイから設定します(取扱説明書P.261)。
- メーター操作スイッチで「BSM」を選択
- スイッチを押すたびに「有(ON)」「無(OFF)」が切り替わる
ONのときはメーターにBSM表示灯が点灯します。
システム異常時のサイン
以下の原因でシステム異常が検知されると警告表示が出ます(取扱説明書P.261)。
- センサーが故障しているとき
- センサーが汚れているとき
- 極めて高温または低温の環境での使用
- 電圧異常
また、強い日差しのもとではドアミラーインジケーターが見えづらくなる場合があります(取扱説明書P.261)。
まとめ
- ✅ リヤバンパーのレーダーが隣車線の死角(後方約3m・前方約1m・外側約3.5m)を監視
- ✅ 死角に車がいるとドアミラーインジケーターが点灯、ウインカー操作時は点滅
- ✅ 作動条件は車速約16km/h以上
- ✅ 二輪車・歩行者・対向車・静止物は基本検知対象外
- ✅ 悪天候・バンパーの汚れ・大きな速度差があると精度低下の可能性あり
BSMはあくまで車線変更判断の補助機能です。インジケーターに頼りすぎず、必ず目視と組み合わせて車線変更を行ってください。
